Live At Heartbreak Hall
「Live At Heartbreak Hall」 2CD AUD/A+
ん?Ameba Owndリリース当初は画像の下に文章書けたのに書けなくってるぞ・・・。うーん、ちょっとこれは嫌だなぁ。改善されることを希望しまっす。なので、今回はアルバムジャケットが投稿の一番下に来ています。ご了承くだせえ。
てなわけでお久しぶりの今日は、名(最近では「迷」か?)ブートレーベルTaranturaが2013年にリリースした、1977年のクラプトンの来日ツアーから10月1日の大阪フェスティバルホール公演を収録したブートをご紹介。
Disc 1
1, Supporting Act Outro
2, Monitor Check
3, The Core
4, Blues Power
5, Have You Ever Loved A Woman
6, One Night With You
7, Heartbreak Hotel
8, Nobody Knows You When You're Down And Out
9, Sign Language
10, Alberta
Disc 2
11, Tell The Truth
12, Double trouble
13, Layla
14, Bottle Of Red Wine
15, Key To The Highway
16, Stage Announcement
普段Taranturaレーベルは、値段があまりに高すぎたり音のイコライジングが過剰だったりすることもあって殆ど買わないのですが、今回のブートは非常に良かったです(独特のイコライジングは健在ですが)。あのMr. Peach音源ということもあり、素晴らしい録音ですね。アナログ録音特有のまろやかな音の輪郭もいいですし、なにより録音の安定感が素晴らしい。当時としては割りとレンジの広い録音な印象ですが、低音から高音まできっちり録れてますし、観客の拍手や歓声もしっかり聴こえながらも刺さる感じではないです。年代を考えると、まさにお手本といえるアナログ録音と言えるんじゃないかなぁと思います(特にDisc 1)。前座の演奏終了直後の拍手から始まり、クラプトンのステージ開始までの転換(数十秒程度ですが)、そしてライブ終了後の場内アナウンスまで収録しているのもGood!でしょう。完全収録の高音質ドキュメントとして最高ですね(てか前座のアウトロからクラプトン本人の演奏始まるまでがマジで一瞬です。カットがあるようには感じなかったので転換の速さに脱帽笑)。
そして肝心のクラプトンの演奏も素晴らしいです。Marcy Levyとのボーカルも気合入ってますし、ギターの方も弾きまくりでございます。この日のNobody Knows You When You're Down And OutやDouble Trouble、この時期特有の転調パートが存在しない長尺ギターソロ炸裂のLaylaなどなど、彼のパフォーマンスを存分に堪能できます。当時の彼を現地で見れた人達が本当に羨ましいですね笑
致命的な欠点はありませんが、しいて言えば以下の2点が気になりました。
①ディスクの盤面のタイトルが間違っていて、しかも単語のスペルミスがある
⇒2枚のディスク共通のミスなのですが、このブートのタイトルはジャケを見れば分かるように「Live At Heartbreak Hall」であるはずなのに、盤面には「Heratbreak Hotel」と書かれています。恐らくこれは本編でカバーされているエルヴィスのOne Night With Youに続いて一瞬だけ出てきた同じくエルヴィスのHeartbreak Hotelのフレーズからブートタイトルを思いついたためと思われるのですが、ディスクの盤面にはモジったタイトルではなく、エルヴィスの曲名そのままでデカデカと乗っちゃってます。出てくるのほんの一瞬なのに・・・。
しかも今書いたディスク盤面のタイトル表記見ればわかると思いますが、Heartbreakのスペルをおもいっきり間違えてます。これはさすがに恥ずかしいです・・・笑
②Disc 2から音圧がいきなり上がる
⇒1枚目と比べて2枚目から音圧が上がっています。特にDisc 2の一曲目のTell The Truthで顕著な気がします。音の傾向が変わった感じはしないので、録音者が移動したとかは考えられません。このために迫力がアップした代わりにTarantura特有のイコライジングの負の面(高音部が持ち上げられてキンキンしがち&サーっというノイズが少し目立つ)が聴こえるようになります。高音質であることは変わらないので楽しめますが、すんごい神経質な人だと気になるかも。僕の中では許容範囲内です。
以上な感じでしょうか。熱烈なTaranturaマニアではありませんが、1クラプトンファンとして素直に楽しめました。欠点がないわけではありませんが、この日の決定盤と言ってしまって良いと思います。名作。
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